< 中部国際空港の保安検査ミス | 客観説TQM
  • 古典品質管理からの脱却

中部国際空港

2008年11月5日、中部国際空港の保安検査装置の電源がOFFのまま30分にわたって保安検査が行われ、その後気がついて離陸前の3機の乗客を全員降ろして再検査となった。

保安検査は、機内に危険物を持ちこまないようにレントゲンで監視する作業であるが、電源が入らないとモニターに金属が映らない。

規則では、電源を入れて金属を実際に入れてテストをしてから使うことになっていた。しかし、ポカミス対策がなかった。電源を入れなければ装置の入り口が開かない初歩的なポカよけで十分である。

 

もし報道関係者が「なぜなぜ分析」やFMEAを知っていたなら、必ずやこれらについて空港当局に質問したはずだ。報道関係者から問い詰められなければ、空港当局は相変わらずの怠慢を続けるであろう。

 

根本原因は、次のようなものであろうと推測される。
・保安検査の正式な工程設計がない。
・FMEAが実施されていない。
・空港幹部に信頼性の観念がない。

 

ポカヨケがないままに「規則だけで間に合わせてしまう安易さ」が根本原因であって、航空の幹部や上層部が勉強しなければならない優先課題である。

(以上)